昨年に引き続き、豊田市の鞍ヶ池公園にて、無雪期救助講習会を行いました。
二日間とも天候に恵まれ、心地よい秋の有意義な講習会となりました。
- 期間 10月5日(土)~10月6日(日)の二日間
- 場所 豊田鞍ヶ池公園
- 参加者 講師、指導員6名、講習生14名
今回の講習では2つのコースを設定し、各コース2日間の日程で講習を行いました。
縦走路コース
名前のとおり、主に縦走路でおこるような事故の救助を想定した講習を行いました。1日目午前の部では、救助要請までの流れや一時処置の仕方、要救助者の移動搬送方法について学びました。また、凍傷や低体温症等冬山でののファーストエイドについても講習を行いました。受講生の方に考えてもらいながら、お互いに技術を学び合う事が出来ました。
2日目は、ロープを使った要救助者の引き上げの方法。また仕上げとして、実際の事故を想定し全員で救助のシミュレーションを行いました。
岩登りコース
こちらは岩場でのクライミングを想定した実践的なコース。墜落して動けないリーダーや、登れなくなったセカンドを引き上げたり、介助しながら降ろしたり。岩登りのシステムやロープ、スリングの扱いなど、複合的な作業で難しいい講習内容となっています。
今回は2日間の講習でしたが、指導員を目指すメンバーを中心に、お互いに教え合いながら技術を高めることが出来ました。
参加者の感想
令和6年度 無雪期救助講習会 指導員研修会が令和6年10月5日(土)、6日(日)に豊田市鞍ヶ池公園にて行われました。
ようやく涼しくなってきた10月第1週の両日、2日間とも天候に恵まれ、遭難対策委員長の中川邦仁さんが開催の挨拶を行った後、各クラスに分かれて講習会が行われました。
我々岩場コースは、GSAの高木さん、アイシン山岳部の木田さんが講師として従事してくださり、参加者は6月に行われた確保研修講習会にも参加された方、初めて受講される方など、県内の様々な山岳会の方が参加されました。
初日の5日は、自己脱出の復讐、救助用アンカーの構築など、6日はロープの登り返し、介助懸垂、負傷者の引き上げ、倍力システム等行いました。2人組になり、思い出してロープを結んだり、指導員の方に教えていただいて結んだり。私はすっかり忘れていた結び方や初めて経験するシチュエーションもあり、指導員以外にも参加されている方にも教えていただきながら講習を受けました。参加されている方の中には今年度の山岳コーチの検定を受ける方もおり、皆さん検定に備えて真剣に取り組んでいました。
2日間の講習は様々のロープワークを通じて、負傷者が生じた場合に、どのような対処を行えば、負傷者、自分自身が安全に救助につながるかを学ぶことができました。真剣に受講しつつも様々な山岳会の方と情報交換や交流ができ、2日間楽しく研修会に参加することができました。
2日間ありがとうございました。
やまびこ山想会 磯部 多恵
講評
参加された受講生の皆さんお疲れさまでした。また講師の皆様と指導員の方々にもサポートしていただき事故なく、無事講習を終えることが出来ました。また次回も沢山の岳連会員の方に参加していただき、活発な活動にしていけたらと思います。
遭難対策委員長 中川邦仁