読図 講習会&研修会2024を開催しました

企画委員会

 5/26(日)、読図 講習会&研修会2024を、豊田市/猿投山・山麓の猿投棒の手ふれあい広場をベースに開催しました。参加者は、受講者9名・研修者3名・講師&スタッフ3名の総勢15名。まず始めに、地図読みの基本であるプレートコンパスの使い方「コンパス1・2・3」の実習をおこないました。次に、2パーティに分かれて初心者レベルのラインオリエンテーリング(OL)を実施しました。

これは、受講者&研修者自らが、地図のライン上に○印で示されたポストを探していく実習です。このことにより「参加者の読図スキルがアップした」ように感じました。講師の河合さんと北村さんから「読図の面白さ・愉しさ・奥深さ」をガッツリ学んだ講習会&研修会でした。

参加者の感想(やまびこ山想会 磯部 多恵)

令和6年5月26日、読図講習会が、国立登山研修所講師、豊川山岳会所属の河合芳尚さんを講師に猿投山山麓にて開催されました。当日は天候にも恵まれ快適な登山日和でした。
まず、棒の手広場にてコンパスの基礎を学び、その後グループに分かれて地図とコンパスを持って猿投山山麓に入山しました。我々のグループは春日井山岳会、岳連の理事長でもある北村憲彦さんがグループリーダーとなり、地図の読み方、地形のとらえ方をポイント毎に説明してくださいました。地形を見ながらコンパスで行く方向を確認し、目指すポイントに辿りつく。多少のずれが最初はありましたが、徐々にコンパスに慣れ、終盤には的確に歩くことができました。グループの皆で考えながら歩くことで、一体感も生まれ楽しく山歩きができました。読図の基本を学ぶことができ、今後の山行の糧になったと思います。
ありがとうございました。

参加者の感想(イノアックコーポレーション山岳部 長谷川 隆行)

今までコンパスを使ったことがなく、普段の山行きは主にスマホのアプリを使っています。電波が届かなくてもGPSで現在地が簡単にわかるので便利だからです。ですが、いざという時に困らな いために基本をしっかり学びたいと思いこの講習会に参加しました。私以外にも初めてコンパスを使う方が何名かいらっしゃったので少し安心しました。初めにコンパスの使い方を教わってから山に入り、地図上の目的地へ向かうためにコンパスをセットします。モタモタしていましたが、講習 会が終わるころには10秒でセットできるように上達しました。これまで地図に関しては眺める程度でしか使っておらず、目指す場所の地形をイメージして到達することはとても難しかったです。斜面の傾斜や尾根や谷などここまでしっかり見入ったことはありませんでしたが、地形が見えてきて目的地に到達できた時はとても嬉しかったです。スマホに頼っていると得られない楽しさがあり ました。

河合講師総評

地図から特徴物を先読みし、その読みが当たった時には大きな感動があります。また、等高線の表現力を実際の地形と照らし合わせ、これが一致したときは素直にうれしい!参加いただいた方々に、「地図読みの感動と嬉しさ愉しさ」が伝わったように感じた。次回も楽しい講習会にするには、どうしたら良いか考えて行動していきます。